首・頚椎

家族全員で乗車中に追突事故に遭い、妻のみに後遺症が残り、当初非該当であったが異議申立を認めさせて相当額の賠償金を得た事例

保険会社提示額

0万円

最終獲得額

360万円

ご相談内容

被害者 30代主婦
部位
傷病名 頸椎捻挫
後遺障害等級 14級
獲得金額 360万円

家族で車に乗っていたところに追突された。10歳の息子は1回の治療で終わった。

私と夫は痛みが残っていて今後も通院を継続する予定である。弁護士費用特約に加入しているし、どうしていいか分からないので相談した。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級 なし 14級
入通院慰謝料 0 85 85
休業損害 0 75 75
逸失利益 0 90 90
後遺障害慰謝料 0 110 110
合計 0 360 360
単位:万円

息子様も含めて家族全員分の弁護士費用が特約から支払われることを被害者に説明して、ただちに受任しました。

息子様の件についてはすぐに請求してしかるべき金額ですみかに示談しました。被害者と夫については、痛みが残っているうちは継続的に通院した方が良い旨を伝え、また痛みがあるにもかかわらず通院を怠って通院間隔が空くとその後の交渉において不利益になることが多い旨を伝えました。

その後、夫の方は半年間の治療期間で怪我が完治したのですが、妻である被害者には首の痛みや右手のしびれなどの症状が残ったので、この点を後遺障害として申請しました。

この申請について初回の認定では非該当の結果が返ってきたのですが、この点を顧問医に照会をかけると、症状の推移や画像所見などから総合的に考慮して異議申立が認定されるべきであるとの意見でした。

そこで当事務所は顧問医に意見書を依頼し、さらに弁護士意見書も添付して異議申立をおこないました。この異議申立は認容され、後遺障害14級が認定されました。

請求においては、被害者の家事従事者(主婦)としての休業損害についての交渉も粘り強くおこない、この点の増額も勝ち取りました。

解決内容

入通院慰謝料、休業損害、後遺障害慰謝料、逸失利益等で合計360万円の賠償金を獲得しました。

所感(担当弁護士より)

本件のように家族で乗車中に事故に遭うという案件は数多く存在します。そのような場合、弁護士費用特約に加入しているとほとんどの場合受傷した家族全員について弁護士費用特約が使えるので、これは知っておいた方が良いです。

本件は一緒に乗っていた夫は完治したが妻の方には後遺障害が残ったという事例でした。受傷の程度は個々人それぞれであり、このような事例も数として少ないものではありません。

本件では妻である被害者について、初回の後遺障害認定は否定されましたが、当事務所の顧問医の意見書等を添付した異議申立により認定が覆り、主婦休業損害も含めて相当額の賠償金を獲得した事例です。

代表弁護士 津田岳宏(つだたかひろ)/昭和54年生/京都女子大学付属小学校卒業/東大寺学園中・高等学校卒業/京都大学経済学部卒業/平成19年9月弁護士登録/平成26年6月京都グリーン法律事務所を設立

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